国境を越える「線」を主題に、平面・立体・インスタレーション・デジタルを横断しながら制作を続けている。
今作チラホラリズムでは、
自身の中にチラホラと現れるリズムを可視化するという試みである。
作品自体は、
「チラホラ」というより、いやでも視界に入ってくるような存在感を醸し出している。
作品をみた人からは、「全然チラホラじゃないやん、」そう言われたことがある。
だが、このチラホラリズムという作品は「チラホラ」という言葉のまま、
「フラットに、ラフに、現れてくるようなささやかな」ものではなく、
自分の中で、無数に広がり続けるアイディアが、「うるさいほどチラホラと現れてくる」
という意味で使っている。
それが、一つのまとまりのように、かつ具体的にアイディアが出てくるならまだしも、
どのアイディアもどこか断片的で、全貌を掴みきれない、まばらなものばかりが出てくる。
当の本人としては、爆音で流れ続ける鳴り止まない音楽のように感じていて、
鬱陶しく、でもどこかワクワクするようなリズムに感じる時もある。
なぜ人型のような形になるのかはわからないが、
おそらく(人という生き物に対して興味があるから)だと考えている。
それらの現象を踏まえて、私はこれらをチラホラリズムと名付けた。
断片的で儚いものたちが、恐怖や違和感を伴いながらも、
ひとつの見えない律動に導かれるように、静かに蠢いている。
それは生命が持つ根源的な呼吸であり、宇宙の片隅で絶えず繰り返される鼓動。
美しさと不気味さ、ユーモアとシリアス、誕生と崩壊、といった相反するものたちが、
一瞬ごとにチラホラと姿を見せては消え、世界という巨大なリズムを形づくっていく。
「チラホラリズム」は、秩序と混沌のあわいに揺れる〔いのちの瞬き〕を可視化する試みである。
中学・高校時代に挑戦してきたアートアワードや展覧会の記録です。
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